どうも、ラビットです。
今回は名作「ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド」のレビューを書きました。
結論から言うと、今でも充分やり込める神作品です。
ドラクエ好きな人にはもちろん、ポケモンなどのモンスター育成RPGが好きな人にもおすすめなので、ぜひ参考にしてください。
おすすめ度:★★★★★
いきなり結論を言うと、今やってもかなり面白いです。
僕自身、今までに何周プレイしたか覚えていません。
基本的にはポケモンと似ていますが、「配合」でモンスター同士を合体させ新たなモンスターを生み出すことができます。
これがとてもワクワクで、このゲーム最大の楽しみだと思います。
ドラクエ本編やポケモンが好きな人ならハマると思うので、ぜひプレイしてみてください。
▼ゲームボーイ版の購入はこちら。
▼Nintendo Switchでプレイできる移植版もあります。
ゲーム内容
ではこの「テリーのワンダーランド」がどんなゲームなのか、簡単に紹介していきます。
誘拐された姉を救うためにモンスターマスターに
主人公のテリーは姉のミレーユと2人暮らし。
しかしある夜、突然現れた「ワルぼう」という精霊にミレーユが誘拐されてしまいます。
直後、今度は「わたぼう」という精霊がやってきて「お姉さんを助けたいなら着いておいで」とテリーをタイジュの国へ連れていきます。
モンスターマスターとなり「星降りの大会」で優勝すると願いが叶うということで、ミレーユを助けるために、テリーは最強のモンスターマスターを目指す…といったストーリーです。
モンスターを育てて配合して戦わせるRPG
肝心のゲーム内容は、簡潔に言うと「ドラクエ+ポケモン」といった感じです。
「旅の扉」と呼ばれる異世界(ダンジョン)でモンスターを仲間にして育成し、世界一のモンスターマスターを目指します。
基本的には、
旅の扉でボスを倒す
↓
格闘場で勝ち抜いてランクを上げる
↓
新たな旅の扉が解放される
というのが大まかな流れです。
旅の扉は入る度にマップがランダムで生成されるため、毎回新鮮な気持ちで冒険できます。
また旅の扉内には落とし穴があり、この穴に落ちると下の階に行けます。
最深部まで下りるとボスがいて、倒すとその旅の扉はクリアです。
その後は町にある格闘場で勝ち抜きバトルに挑戦し、勝利するとランクが上がって新たな旅の扉に行けるようになります。
またランクが一定まで上がるとモンスターを配合できるようになり、新たなモンスターを生み出せます。
配合するとレベルは1になってしまいますが、両親の能力や技を引き継ぐので、配合を重ねるとどんどん強くなっていきます。
配合にハマって、ストーリーが中々進まない人もいたのではないでしょうか?(僕もその1人ですがw)
ちなみに野生のモンスターは、倒すと一定の確率で仲間になります。
ドラクエ5のような感じですね。
バトル中に「肉」を与えれば、仲間になる確率がアップします。
他国マスター(ポケモンで言うトレーナー)のモンスターも仲間にできるのが特徴です。
バトルはターン制で、モンスター同士を最大3対3で戦わせます。
主人公は基本的にはバトルに参加しません(道具は使える)。
ドラクエ4などのように作戦に応じてオートで技を出させることもできるし、1匹ずつ指示を出すこともできます。
おまけ:ソフトの色について
本作のソフトはグレーと黒の2種類がありますが、製造時期が違うだけで中身は全く一緒です。
ゲームボーイカラー発売の関係で初期生産分はグレー、その後生産された分は黒になっているようですね。
「グレーはデータが消えやすい」といった噂もありますが、そんなことはないので安心してください。
どちらを買っても大丈夫です。
おすすめポイント
ここからは、このゲームのおすすめポイントを紹介していきます。
配合が最高に楽しい
やはり、配合の面白さはこのゲームを語る上で欠かせません。
仲間にしたモンスターを育てて戦わせるだけでも楽しいんですが、配合で新たなモンスターを生み出す時のワクワク感は半端じゃないです。
色々な組み合わせを試して強いモンスターが生まれると、とてつもない快感を味わえます。
配合に使用した両親はいなくなってしまうので「この子とずっと冒険したい」という人には合わないかもしれませんが、大体の人はハマれるんじゃないかと思います。
さらにゲーム内のNPCが持っているモンスターと「お見合い」もでき、強力な技を受け継ぐことも可能です。
通信ケーブルを使えば友達のモンスターともお見合いできるので、当時はお見合いさせまくって友達と一喜一憂していましたw
どんなモンスターでも強くできる
これは賛否両論あると思いますが、配合を重ねればどんなモンスターでもステータスをMAXにできます。
また両親から技も引き継げるので、どんな技でも覚えさせられます。
確かに個性は失われてしまいますが、お気に入りのモンスターを最強にできるのは個人的に評価点です。
ドラクエを代表するザコモンスターの「スライム」も、配合を重ねればめちゃくちゃ強くできるのは夢がありますよね。
本編の名シーンが満載
ボスフロアではドラクエ1〜6の名シーンが使われていることが多く、本編のファンなら楽しめること間違いなしです。
もちろん、本編をプレイしたことがなくても問題なく楽しめるので安心してください。
「本編をやったことがあればニヤニヤできる」くらいの絶妙な塩梅です。
ちなみに僕は当時本編はやったことなく、後に本編をやったとき「テリーのワンダーランドのあのシーンだ!」と感動しました(本来と順番が逆ですがw)。
BGMが素晴らしい
本作はBGMも素晴らしいですね。
作曲を担当したのは、本編シリーズと同じくすぎやまこういちさんです。
旅の扉内で流れる「果てしなき旅」は何度聴いても飽きない神曲です。
他にもボスフロアの1つ手前では、ドラクエ1〜6のフィールドBGMが流れるというサービスっぷり。
音楽だけでもぜひ聴いてほしいです。
シンセサイザーアレンジとゲームボーイオリジナルサウンドが1枚にまとまったサントラも出ています。
ループが短いのが残念ですが、興味があればぜひ。
残念ポイント
かなり完成度の高いゲームですが、一応残念ポイントも挙げておきます。
やや単調で作業になりがち
基本的に旅の扉内は、落とし穴を探してひたすら下りていくだけでイベントなども特にありません。
終盤になると20階以上潜らないとボスに辿り着けないので、毎回地形が変わるとはいえ結構作業的になってきます。
また強いモンスターを配合で作ろうとすると、素材の調達がかなり面倒です。
昔はノートに「配合表」を作って地道にやってましたが、今は少しキツいですね…。
もちろん、それだけやり込みの余地があるということなんですが。
歩くのが遅い
フィールドでの移動は結構遅めです。
慣れてしまえば問題ないですが、上記の作業感も相まってキツく感じる人も多いと思います。
この点はNintendo Switchへの移植版で改善されているほか、続編でも移動が速くなっています。
ですのでこれからプレイする場合は、Switch版がおすすめです。
まとめ
長々と語ってしまいましたが、今プレイしてもかなり楽しめる作品です。
まだプレイしたことない人や、昔プレイしていて懐かしく思う人はぜひこの機会に。
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▼Nintendo Switchでプレイできる移植版もあります。