どうも、ラビットです。
今回は、ゲームソフトの黄ばみを取る方法をまとめました。
おすすめの方法から失敗例まで紹介しますので、「ゲームソフトの黄ばみが気になる…」という人は参考にしてください。
基本的にはプラスチック製品全般に使える方法ですが、実際に試したのはゲームボーイとファミコンのソフトのみなのでご了承ください。
その黄ばみ、落とせます!
ゲームソフトの黄ばみが気になりつつも「古いものだからしょうがない」と諦めていませんか?
でも実は、プラスチックのソフトであれば、黄ばみは簡単に取ることができます。
これから紹介するのは、海外で有名な「Retr0bright(レトロブライト)」というものを日本版にアレンジしたものです。
超簡単に言うと、プラスチックに薬品を塗って紫外線を当てると黄ばみが取れるよといった感じです。
「薬品」「紫外線」というと何だか危なそうですが、誰でも手軽にできますのでぜひ挑戦してみてください。
あまりにも黄ばみがひどいものは完全には取れませんが、かなりマシになりますよ。
※万が一何かあった際の責任は負いかねますので、自己責任でお願いします。
用意するもの
ワイドハイター EXパワー
薬局やスーパーで買える酸素系漂白剤です。
海外ではもっと強力な薬品を使用するようですが、日本ではその薬品が入手不可能なのでこれで代用します。
名前が似ていますが、「キッチンハイター」とは全くの別物なのでご注意ください。
ソフトを開けるドライバー
薬品がソフト内部に入らないように、あらかじめソフトを分解する必要があります。
ゲームボーイやスーファミソフトなら星形ドライバー、
ファミコンソフトなら幅4mmくらいのマイナスドライバーを用意しましょう。
ハケ
薬品をソフトに塗る際使います。
いくつかのサイズを使い分けるのもおすすめです。
UVライト(任意)
薬品を塗った後は紫外線に当てる必要がありますが、日光でOKです。
ただし、
- 家の日当たりが悪い
- 曇りや雨の日も紫外線をしっかり当てたい
- 夜も紫外線を当てておきたい
という場合はあった方がいいです。
実際に僕はレジン用のUVライトを購入しましたが、黄ばみを取るまでの時間が短縮できています。
しかしレジン用のライトは長時間継続しての照射が難しいので、それを考えると爬虫類育成用のUVライトがいいのかなと思います(僕はまだ試せていませんが…)。
とりあえず日光でやってみて、「もっと早く黄ばみを取りたい」と思ったらUVライトを導入してもいいかもしれませんね。
実際のやり方
端的に言うとソフトにワイドハイターを塗って紫外線を当てるだけですが、注意点も踏まえて詳しく解説します。
ソフトを開ける
まずはワイドハイターがソフト内部に入らないように、ソフトを開けましょう。
ゲームボーイのソフトなら、星形ドライバーでネジを回せば簡単に開けられます。
基盤を取り出して、大事に保管しておいてください。
ファミコンソフトの場合は、開けるのに少しコツが入ります。
いわゆる「殻割り」というものなんですが、下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
ワイドハイターをハケで塗る
基盤を取り出して”ガワ”だけになったら、ハケを使ってワイドハイターを塗っていきます。
この際たっぷり塗った方が効果的ですが、あまり塗りすぎるとラベルに染みてしまうのでほどほどに。
紫外線に当てる
ワイドハイターを塗り終えたら、日光もしくはUVライトを当てましょう。
黄ばみ具合や季節にもよりますが、12〜30時間くらいで効果が実感できると思います。
日光の場合、5〜7月は紫外線が多いようなのでおすすめです。
黄ばみがひどいものは、1週間くらい気長にやりましょう。
また時間が経つとワイドハイターが乾いてくるので、1日数回塗り直すのがおすすめです。
ワイドハイターを洗い流す
納得のいく仕上がりになったら、ワイドハイターを洗い流しましょう。
ラベルが貼っていないものはそのまま水洗いできますが、ラベルがあるものはそうもいきません。
タオルなどで水拭きと乾拭きをして、丁寧に拭き取りましょう。
凹凸部分は、歯ブラシなどでこすり洗いするのがおすすめです。
洗い終えたらしっかりと乾かして、ソフトを元に戻せばOKです。
ビフォーアフター集
ここからはどのくらい効果があったか、画像を見ていただきたいと思います。
UVライトか日光か、それと大体の照射時間を書いておきますので参考にしてください。
まずはUVライトを約12時間照射した結果です。
肉眼で見るともっとひどい黄ばみでしたが、意外と早くキレイになりました。
こちらはUVライトで約30時間。
中々ひどい黄ばみで、少し時間がかかりました。
こちらはUVライトと日光を併用した結果です(UV:約80時間、日光:約14時間)。
左上の濃い変色は完全には落ちませんでしたが、かなりきれいになりました。
上と同じ「ロックマン3」ですが、ソフト上面は光が当たりづらく手強かったので、さらに12時間ほど日光にさらしてみました。
完璧とは言えませんが、かなりきれいになりましたね。
ファミコンソフトも、しっかり効果が出ました。
はっきりした時間や日数は忘れていまいましたが、日光で1週間ほどだったと思います。
アフターの方が明るく撮れてしまってますが、肉眼で見ても明らかに白くなりました。
失敗例
失敗例にも触れておきましょう。
web上で、薄めたワイドハイターにソフトを漬け込む方法が紹介されていましたが、僕の場合はうまくいきませんでした。
手順としては、3倍ほどに薄めたワイドハイターを透明のトレイに入れ、漬け込んだソフトを日光に当てるといった感じです。
意外にも、ラベルは無事でした。
しかし、プラスチックに色ムラが発生。
極端に白くなりすぎてしまう箇所が出てしまいました。
ワイドハイターの濃度を変えて試したりもしましたが、結果は同じでムラができてしまいました。
もしかしたら、使用したトレイや日の当たり具合に問題があったかもしれませんが、この方法はあまりおすすめできないですね。
まとめ
ということで、今回のまとめです。
- ワイドハイターをソフトに塗り、日光(またはUVライト)に当てる
- 薄めたワイドハイターに漬け込む方法はあまりおすすめできない
少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。