ラビットです。
今回は、ポケモンエメラルドでエメループ(乱数調整)を使用して、高個体のラティオス・ラティアス(以下ラティ)をゲットする方法をまとめました。
通常の厳選では性格一致を狙うだけでも大変なうえ、個体値までこだわるとなると、かなりの地獄です。
ぜひエメループの簡単なやり方を覚えて、臆病2Vラティをゲットしてください。
◆動画の解説はこちら↓
エメループとは?
エメループとは、ポケモンエメラルドの仕様を利用した乱数調整の一種です。
そもそも乱数調整とは?
通常、ポケモンのステータスはランダムに決定されます。
しかし、ゲーム上で完全なランダムを作り出すことはできません。
そこで、コンピューターの計算を利用して、限りなく完全なランダムに近づけているのです。
コンピューターの計算によってポケモンのステータスが決定されているため、逆算して特定のステータスのポケモンを出すことが可能です(この辺りの詳しい解説は割愛します)。
ランダムを作り出している計算式を求めて、操作によって望む結果を手にする。
これが「乱数調整」と言われているものです。
エメループの仕様
では続いて、ポケモンエメラルドでどのようにランダムを作り出しているかを簡単に説明します。
エメラルドでは、ゲームを起動してから(リセットしてから)ポケモンに遭遇するまでにどれくらい時間が経過したかで、ステータスが決定されます。
つまり、ゲームを起動してから全く同じ経過時間でポケモンに遭遇した場合、性格や特性、性別、個体値が全く同じになるということです。
セーブ&リセットでポケモンを厳選する場合、遭遇までの経過時間が同じになりやすく、ステータスがループしてしまうことから「エメループ」という名前がついています。
ラティのステータス決定タイミング
では肝心のラティは、どのタイミングでステータスが決定されているのでしょうか?
ラティのステータスが決定されるのは、殿堂入り後に自宅のテレビで「あか or あお」を選択したときです。
今回の場合、ゲームをリセットしてから98.23秒後に「あか or あお」を選択することで、臆病2Vラティが出現するようになります。
少しでもずれると全く別のステータスになってしまうので、根気よく挑戦することが重要です。
ちなみに「あか」を選択すればラティアスが、「あお」を選択すればラティオスがゲットできるようになります。
注1)1つのデータでゲットできるのは、ラティオスかラティアスどちらか1匹のみです。
注2)すでにテレビイベントを済ませている場合は、最初から始めなければなりません。
必要なもの
具体的なエメループのやり方を説明する前に、必要なものを確認しましょう。
ゲーム内
まずはゲーム内で用意しておくものです。
殿堂入り後すぐにテレビイベントが始まってしまうので、下記を揃えてから殿堂入りするようにしましょう。
そして殿堂入りした直後の状態から、エメループを行なっていきます。
レベル40以下のポケモン
ラティは草むらからレベル40で出現します。
レベル40以下のポケモンを先頭にすることで、スプレーと組み合わせて遭遇しやすくできます。
ゴールドスプレー
途中で買い足すのは面倒なので、できるだけ多く用意しておきましょう。
マスターボール
ラティは遭遇してもすぐに逃げてしまいますし、作業の効率を考えてもマスターボールは必須レベルです。
もし使ってしまった場合は、他のロムから送るか、最初から始めましょう。
パソコン
エメループを行なうには、基本的にパソコンが必要です。
さらにパソコン上で2つのツールを使いますので、それぞれ紹介します。
エメタイマー
正確に時間を計るためのツールです。
ポケモンの館様からお借りしました。
エメフレーム
ゲットしたラティが目標個体でなかった場合、何秒ずれていたのかを調べるツールです。
エメフレームにもタイマー機能はついているのですが、精度の面で上記のエメタイマーがあった方がいいと思います。
こちらも同じく、ポケモンの館様からお借りしました。
エメループのやり方
エメループの準備
必要なものが揃ったら、実際にエメループのやり方を解説していきます。
今回狙うラティのステータスは、
臆病 H16 A1 B31 C29 D23 S31(めざパ 竜)
ですが、この能力は5894Fに出現します。
Fとは「フレーム」のことで、簡単に説明するとゲーム内での時間の単位です。
実際に時間を計るためには、このFを秒に変換しなければいけません。
まずはエメタイマーを準備しましょう。
一番上の枠に「5894」と入力し、「秒に変換」ボタンを押します。
すると自動で、98.23秒と表示されます。
つまり、5894F=98.23秒ということです。
続いて「0秒早くカウント終了」とし、「10秒前から音を鳴らす」にチェックを入れます。
これにより、終了10秒前からカウントダウンを行なってくれます。
ゲーム側は、殿堂入り直後の状態にしておきます。
この時点で、
- レベル40以下のポケモンを先頭に
- ゴールドスプレー使用
- マスターボールを一番上に
してレポートを書いておくと、後が楽です。
エメループ開始
準備ができたら、エメラルドをソフトリセット(A、B、スタート、セレクトボタン同時押し)すると同時に、タイマーをスタートさせましょう。
タイマーがスタートしたらAボタンを連打し、続きから始めます。
すぐに自宅の1階に行き、会話をBボタン連打で飛ばします。(Aボタン連打だと、勢いあまって「あか」を選んでしまう可能性があるため)
「あか or あお」の選択肢が出たら、その状態で待機しましょう。
(ラティオスが欲しい場合は「あお」にカーソルを合わせて待機)
そして、タイマーが0になると同時に、タイミングよくAボタンを押します。
これでラティのステータスが決定されました。
全国図鑑イベント
早速ラティをゲットしに行きたいところですが、外に出ると全国図鑑へのバージョンアップイベントが始まります。
これは強制イベントなので、ボタン連打で適当に飛ばしましょう。
ラティに遭遇する
イベントが終わったら、カイナシティ上の110番道路へ行きます。
レベル40以下のポケモンを先頭にしスプレーを使用したら、自転車で草むらを5往復ほどします。
ラティが出てこなかったら、カラクリ屋敷に入りすぐ出ましょう。
ラティの出現場所をリセットできます。
これをラティに遭遇できるまで繰り返します。
(5分ほどで遭遇できることもあれば、1時間近くかかることもあります。)
ゲット&ステータスチェック
ラティに遭遇できたら、マスターボールでゲットしましょう。
続いて、捕まえたラティのステータスを確認します。
性格が慎重なので、目標の個体ではないことがわかります。
エメフレームでずれの確認
では一体どれくらいずれていたのでしょうか?
それを調べるために使うのが、エメフレームです。
まずは、真ん中の枠に目標個体のデータを入力しましょう。
フレームを「5894」、前後を「500〜1000」くらいの適当な数字にし、「秒に変換」を押します。
(「前後」とは、目標個体の前後何Fを検索するかという設定です。はじめは大幅にずれることが多いので、大きめの数字にしておきましょう。)
続いて、上の枠に先ほど捕まえたラティのステータスを入力し、「チェック」を押します。
すると、目標個体に対して0.25秒早かったことがわかりました。
(もしここで結果が出てこない場合は、「前後」の数字を大きくしてチェックし直しましょう)
この結果をもとにボタンを押すタイミングを微調整して、またやり直します。
(数秒や数十秒など、ずれがあまりにも大きい場合は、タイマーの秒数自体を調整してもいいかもしれません)
目標個体ゲット
あとは目標の個体が出るまで、ひたすら繰り返すだけです。
僕は、5回目で目標個体をゲットすることができました。
エメフレームでステータスをチェックして、「完全一致」と出たらエメループ成功です。
あとは努力値を振るなどして、バトルフロンティアや対戦で活躍させてあげましょう。
とにかく根気強く
エメループは、ボタンを押すのがほんの少しでもずれると成功しません。
そのうえ、図鑑のバージョンアップイベントやラティとの遭遇までに時間がかかるので、とても根気がいります。
ただ、仕組みとしては「タイミングよくボタンを押すだけ」で特別な技術は必要ないので、気合いや根気があれば誰でもできます。
1回やってできなくても諦めずに、何回も挑戦してみてください。
まとめ
以上がエメループで臆病2Vラティを捕まえる方法です。
まとめると、
- エメラルドは、ゲーム起動からの経過時間でポケモンのステータスが決まる
- ゲームの起動から98.23秒で「あか or あお」を選択すると、臆病2Vラティが手に入る
- とにかく根気強く挑戦する
となります。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。