ラビットです。
この記事では、ニンテンドースイッチ用ソフト「ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ(ピカブイ)」のいいところと悪いところを正直にまとめました。
僕は、ポケモンシリーズを「赤・緑(初代)」から、20年以上に渡って全作プレイしています。
”ベテラントレーナー”の視点から徹底的にレビューしますので、買おうかどうか迷っている方はぜひ参考にしてください。
ちなみに僕は「Let’s Go! ピカチュウ モンスターボールPlusセット」を購入しましたので、モンスターボールPlusについても軽く触れたいと思います。
▼動画版はこちら。
こんな人におすすめ
個人的には、クリアまでとても楽しくプレイすることができました。
ポケモンシリーズが好きな人ならみんな楽しめると思いますが、
- ポケモンを久しぶりにやりたい
- 一緒に遊べる仲間がいる
- クリアまでプレイすれば満足
という人に特におすすめしたいです。
ポケモンを久しぶりにやりたい人
ポケモンピカブイは、1998年発売の「ピカチュウ(ピカ版)」のリメイク作品です。
登場するポケモンは初代の151匹+αなので「最近のポケモンはちょっとわからない・・・。」という人でも、懐かしみながらプレイできます。
もちろん、舞台はカントー地方。マサラタウンから冒険が始まります。
一緒に遊べる仲間がいる人
ポケモンピカブイは、2人プレイが可能です。
後ほど詳しく説明しますが、野生のポケモンに「せーの!」でモンスターボールを投げたり、相手トレーナーとのバトルで協力することができます。
家族や友達、恋人など、一緒にプレイする仲間がいると楽しさ倍増です。
クリアまでプレイすれば満足な人
ピカブイのストーリーは、基本的にピカ版とほぼ同じです。
しかし、捕獲のシステムが変わっていたり一部のポケモンに乗れたりと、クリアまででも十分楽しめます。
個人的にポケモンの魅力はクリア後のやり込み要素にあるのですが、ピカブイにはあまりやり込み要素がありません。
ですので、普段やり込みプレイをしない人でも楽しみやすいと思います。
ピカブイのいいところ
まずは、ピカブイのいいところを具体的に書いていきます。
ピカチュウとイーブイがかわいい
「Let’s Go! ピカチュウ」ではピカチュウ、「Let’s Go! イーブイ」ではイーブイが相棒となって一緒に冒険するのですが、この相棒がとにかくかわいいです。
主人公の頭や肩に乗っかって移動したり、撫でたりきのみをあげて触れ合ったり、着せ替えをしたり・・・。
ストーリー中には相棒ポケモンとのイベントも多々あるので、つい感情移入してしまいます。
ピカチュウやイーブイが好きな人は、これだけのために買う価値があると思います。
ポケモンを連れ歩ける
ピカブイでは「ハートゴールド・ソウルシルバー」のように、手持ちポケモンをフィールドで連れ歩くことができます。
ポケモンが主人公の後ろからついてくる姿はとてもかわいいです。
中には、意外な移動の仕方をするポケモンも・・・!?
さらに、サイホーンやウインディなど、一部のポケモンには乗ることもできます。
ポケモンと一緒に冒険を楽しめる、素敵な機能です。
BGMのアレンジが素晴らしい
ピカブイのBGMは初代BGMをリメイクしたものですが、完成度が素晴らしいです。
原曲に忠実にオーケストラ調にアレンジされており、懐かしさや落ち着きを与えてくれます。
今までのリメイク作品では、原曲とキーが違っていたり、期待と違うアレンジがされたりと、BGMに不満を持つこともありました。
しかし、ピカブイではBGMに特に不満はありません。
それだけ完成度が高いと思っています。
2人プレイができる
今までの作品では、ストーリーを2人でプレイすることはできませんでした。
しかしピカブイでは、ストーリー中に2人プレイを楽しむことができます。
例えば、野生のポケモンを捕まえる際に「せーの!」で一緒にボールを投げたり、バトルに2人で挑んだりといった感じです。
2人がボールを投げるタイミングが合うと、特別な演出が見られるので、盛り上がること間違いなし。
バトルも、相手が1匹のポケモンなのに対してこちらは2匹で挑めるので、強敵にも楽に勝てるようになっています。
2P側のジョイコンを軽く振るだけで参加や退場ができるので、気軽に2人プレイができるのも大きな魅力です。
家族や友達、恋人と一緒にプレイすると、より仲が深められると思います。
初代と金銀をつなぐストーリー
ポケモン「金・銀」は初代から3年後の世界ですが、ピカブイではその間をつなぐストーリーが少し描かれています。
あまり詳しく書くとネタバレになるので控えますが、ジムリーダーのキョウが四天王を目指す理由などが語られたりしています。
「こういう出来事があってああなったのか・・・」というのがわかるので、ポケモンファンには嬉しい限りです。
今までの作品をやり込んできた人も、新たな発見がありますよ。
伝説のポケモンはバトル後にゲット
今までの作品では、ポケモンを弱らせてゲットするというのがお決まりでした。
倒さないように、うまく弱らせなければいけないのが大変でしたね。
しかしピカブイでは、伝説のポケモンなどはバトル勝利後にゲットする方式になりました。
ポケモンGOのレイドバトルのような感じです。
伝説のポケモンと全力でバトルできるのは、個人的に嬉しかったです。
どこでもパソコンが使える
今までの作品では、手持ちに入らないポケモンは、ポケモンセンター(以下ポケセン)のパソコンに預けておく必要がありました。
しかしピカブイでは、バッグの中にパソコンが入っており、いちいちポケセンに寄らなくても手持ちが入れ替えられるのです。
このシステムは非常に便利なので、ぜひ次回作でも継続してほしいですね。
ピカブイの悪いところ
いいところの次は、悪いところも正直に書いていきます。
ボールを投げるのが難しい
ピカブイでは、ジョイコンを振ることでモンスターボールを投げてポケモンをゲットします(携帯モード時は除く)。
正面にボールを投げるのは簡単なのですが、横に投げるにはコツがいります。
ポケモンによっては左右に大きく移動するので、なかなかボールが当たらないこともあります。
これに関しては僕の練習不足かもしれないですが、少しストレスを感じました。
ポケモンの捕獲率が低すぎる
「ようやくボールがポケモンに当たった!」と思っても、今度はなかなか捕まりません。
序盤のコラッタなどでも、少し捕獲に手間取るレベルです。
終盤になると、きのみで捕獲率を上げてハイパーボールを投げても、ゲット失敗になることが多くあります。
ゲットがメインなのに、捕獲率が低すぎることが気になりました。
ちなみに2人プレイだと、捕獲率は上がります。
追加進化系がいない
ピチューやクロバットなど、初代のポケモンの進化前後が登場しないのも、個人的にはがっかりしてしまいました。
もちろん原作にはいないポケモン達ですが、メガシンカやアローラのすがたが登場するのであれば、追加進化系も登場してよかったのではと思ってしまいます。
野生ポケモンとのバトルがない
これは賛否両論だと思いますが、個人的にはがっかりポイントです。
野生ポケモンをうまく弱らせてゲットするのが、楽しみのひとつでもあったからです。
クリア後のやり込み要素がほぼない
「ポケモンはクリア後が本番」と言う人もいるほど、ポケモンはやり込みが楽しめます。
しかしピカブイでは、クリア後のやり込み要素があまりありません。
「ストーリーだけ楽しめればいい」という人は気にする必要はありませんが、個人的には少しがっかりです。
無駄な動作が多い
これは大きな不満ではないですが、キャラクターやポケモンの動作に無駄が多いのが気になりました。
キャラクターが移動する際に二段階右折のような動きをとったりと、少し不自然に感じましたね。
ですが、ほとんどの人は気にならないと思います。
ロケット団のニャースが空気
これもあまり大きな不満ではないですが、ロケット団のニャースの影が薄いです。
アニメのようにペラペラしゃべるわけでもないですし(ほんの少しだけしゃべります)、かといってバトルにも参加しません。
もう少し、出番があってもよかったのかなと思います。
モンスターボールPlusは買いか?
以上がゲーム本編のレビューでしたが、ここからは「モンスターボールPlus」について書いていきます。
結論から言うと、個人的には買わなくてもよかったかなと感じています。
ピカブイをプレイする際のコントローラーとして使えますが、あまり操作性もよくありません。
あえてメリットをあげるなら、
- ミュウが手に入る
- 実際にポケモントレーナーになった気分になれる
といったところでしょうか。
意外と重量感があり、作りはしっかりしています。
▼ミュウの入手方法は下記で詳しく解説しています。
また、ポケモンGOと連動させてスマホの画面を見なくても、ポケモンをゲットできる機能も備わっています。
ポケモン出現時やゲット成功時などに振動で知らせてくれるのですが、画面を見ないと何が起きているのかわからず、1回使ったきり眠っています。
もしかしたら、ポケモンGOをやり込んでいる人には役立つアイテムなのかもしれませんが、個人的に必要性は感じませんでした。
まとめ
というわけで、ピカブイのいいところと悪いところを正直に書きましたが、いかがだったでしょうか?
厳しいことも書きましたが、総合的にはとても楽しめる作品になっていると思います。
まとめると、
- ポケモンシリーズが好きな人
- ポケモンを久しぶりにやりたい人
- 家族や友達、恋人と一緒にやりたい人
- クリアまで楽しめればいい人
におすすめでした。
上記に当てはまっている人は、ぜひ購入してみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。