DLC ゼロの秘宝レビュー【ポケモンSV】

碧の仮面

どうも、ラビットです。

本記事では「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」のダウンロードコンテンツ「ゼロの秘宝」のレビューをまとめました。

ポケモンを初代から全作品プレイしている僕が全力で書いたので「DLCって面白いの?」「買おうか迷ってる」という人は参考にしてください。

なおネタバレは極力避けるので、未プレイの人も安心して読んでいただけます。

結論:「買い」ですが…

ひとまず結論から。

ポケモンSVを楽しめた人なら「買い」です。

SVの良さはそのままに舞台や登場ポケモンが変わるので、新鮮に冒険できました。

「前編・碧の仮面」は5時間くらいで一気にクリアしましたがストーリーもよく、とても楽しめました。

「後編・藍の円盤」もブルーベリー学園の四天王やチャンピオンとバトルができるうえ、やり込み要素も豊富で楽しかったです。

…が!

後編はとにかく相手のポケモンが強すぎる!

後で詳しく書きますが、その辺のモブトレーナーにすら何度も全滅させられてしまいました。

ポケモンの腕に自信がある方は、ぜひ挑戦してみてください。

良かったところ

ここからは「前編・碧の仮面(以下:前編)」「後編・藍の円盤(以下:後編)」それぞれの良かったところを紹介します。

ストーリーが面白い(前編)

前編のざっくりとしたストーリーは、

林間学校でキタカミ地方を訪れた主人公が、その地方に伝わる「鬼の言い伝え」の真実に迫る

といった感じです。

基本的には王道な展開ながらも、中盤では予想外の展開が待ち受けておりとても楽しめました。

まさかあのポケモン達がね…。

後編は可もなく不可もなく…といった感じです。

フィールドの雰囲気が良い(前編・後編)

前編の舞台であるキタカミ地方は青森辺りをモデルにしているようで、のどかな自然の風景がとても良い感じです。

祭りも開催されており、出店で売ってる食べ物もなかなか凝ってます。

一方後編ではイッシュ地方のブルーベリー学園に留学することになるのですが、「テラリウムドーム」という施設がとてもいい感じです。

”ブルーベリー学園が世界に誇る海中庭園”らしいのですが、「サバンナ」「コースト」「キャニオン」「ポーラ」という環境の違う4つのエリアに分かれていて面白いです。

新ポケモンのデザインが良い(前編・後編)

新ポケモンの数は少ないですが、その分デザインは良い感じです。

特にチャデスの進化系や、前編のサブイベントクリア後に手に入るポケモンはかなり好みですね。

後編でも”あのポケモン”がさらに進化してかっこよくなっています。

登場キャラクターが魅力的(前編・後編)

登場する人物も、みんないい味出してます。

僕はポケモン作品において人物はあまり重視していないのですが、そんな僕でも人物の魅力に引き込まれてしまいました。

ゼイユ(前編・後編)

キタカミ地方出身で、ブルーベリー学園の生徒。

よそ者に対しては当たりが強くかなり上から目線ですが、たまに見せる優しさが良きです。

ストーリーを通してとても好きになりました。

スグリ(前編・後編)

ゼイユの弟で、同じくブルーベリー学園の生徒。

とても内気な性格で、主人公に憧れているのですが物語が進むと…。

サザレ(前編・後編)

旅する写真家。

見た目や連れているポケモンから、「LEGENDS アルセウス」に登場したセキの子孫と思われます。

キタカミ図鑑を一定数埋めると…。

ヤンキー達(前編)

田舎だからか(失礼)、ヤンキーが多いです。

ポケセンのお姉さんも、スマホいじりながら接客。

言葉遣いもチャラいですが、何度も通っているとエモートを教えてもらえます。

タロ(後編)

イッシュ地方のジムリーダー(おそらくヤーコン)の娘。

ポケモンバトルが強く、ブルベリーグの四天王も務めています。

個人的には今作で1番苦戦しました…。

BGMが素晴らしい(前編・後編)

毎度のことながら、BGMも素晴らしいです。

前編は舞台に合わせてか、和風なBGMが多い印象でしたね。

さらに「LEGENDS アルセウス」のBGMも使用されており、とてもテンションが上がりました。

後編はイッシュ地方が舞台だったため、「ブラック・ホワイト」のアレンジBGMが流れたりとかなり感動しました。

スグリ戦のBGMも熱かったなー。

その他

個人的にはあまり重要ではありませんが、人によっては嬉しい要素も紹介しておきます。

ポケモン育成がしやすくなった(前編・後編)

前編では、努力値を振るための道具「もち」が登場しました。

特に「まっさらもち」は努力値をリセットできるため、ポケモンを育成し直したい人にはありがたいですね。

後編ではフィールドで「テラピース」がたくさん拾えるので、「テラピース不足」に陥っていた人も救われたと思います。

カメラ機能が充実した(前編・後編)

前編では新アイテム「ロトりぼう」や新しいエモートが追加され、今までよりももっと凝った写真が撮れるようになりました。

後編では連れ歩きのポケモンをその場に待機させることができるようになったため、写真が撮りやすくなりました。

写真ガチ勢には嬉しいと思います。

ライドポケモンで飛べるようになった

後編のストーリークリア後に、ライド技「ひこう」が使えるようになります。

今までは「かっくう」で下ることしかできなかったため、便利です。

もう少し早く解禁してほしかったとは思いますが…。

残念だったところ

では続いて残念だったところも紹介します。

処理落ちする(前編・後編)

フィールドのグラフィックが凝っているせいか、移動中にカクカクと処理落ちします。

前編は少し、後編はかなり気になりました。

今回はなかなかマップも広く移動も多いので、処理落ちは地味にストレスですね。

高すぎる難易度(後編)

後編では、ストーリー中のポケモンバトルがすべてダブルバトルです。

僕がダブルバトルに慣れていないせいもあるかもしれませんが、その辺のモブトレーナーですらかなり強く、何度も全滅してしまいました。

モブトレーナーがすいすいキングドラの雨パとか普通に使ってくる

四天王ももちろん激強です。

レベルも高いし、持たせてる道具とか技がガチ構成なんですよね…。

さらにストーリー終盤に戦う伝説ポケモンも理不尽に強く、バリアを張ってくるし能力変化もある程度したらリセットされるしで大変でした。

僕の周りでは「勝てないからレベル100のポケモンを連れてきて攻略した」と言っている人も多かったです。

それくらいキツいです。

良く言えば「やりごたえがある」のですが、さすがにストーリーでやるには難しすぎるかなと。

レベルの高いポケモンを連れてきてさっさと攻略するか、根気強く育成したり戦略を練って挑みましょう。

まとめ

残念な点も書きましたが、追加コンテンツは基本的には楽しめるものばかりでした。

後編はかなり難易度が高いですが、ぜひじっくりと遊んでみてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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