ラビットです。
「ポケットモンスターダイヤモンド・パール・プラチナ(DPt)」でナナカマド博士は「ポケモンの90%は進化に関係する」という研究結果を発表しています。
今回は、この研究結果が本当に正しいのか検証してみました。
「あの発言本当なのかな?」と気になる人は、ぜひ読んでみてください。
▼動画版はこちら。
検証方法
まずは、今回の検証方法について説明します。
対象ポケモン
対象ポケモンは以下のとおりです。
- ポケモンDPt時点での493匹
- メガシンカはノーカウント
ブラック・ホワイト以降に登場したポケモンや、メガシンカは含めません(メガシンカはシンオウ地方では確認されていない現象のため)。
「進化に関係するポケモン」の定義
続いて、「進化に関係するポケモン」の定義も決めておきましょう。
ここでは、次の3つのうちどれか1つでも当てはまれば、「進化に関係する」とみなします。
- 何かに進化するポケモン
- 何かから進化したポケモン
- 他のポケモンの進化条件になっているポケモン
対象ポケモン493匹のうち進化に関係するポケモンをカウントしていき、本当に90%を満たしているか検証していくわけです。
とはいえ、進化に関係するポケモンをカウントするのは、数が多くて大変です。
そこで、逆に「進化に関係しないポケモン」をカウントし、493匹から引き算するという方法をとらせていただきます。
493匹の90%は何匹?
ところで、493匹の90%というのは一体何匹でしょうか?
計算すると、
493×0.9=443.7
となり、493匹中443.7匹以上のポケモンが進化に関係していれば、ナナカマド博士の研究は正しいということになります。
逆に、443.7匹未満だった場合、ナナカマド博士の研究は間違いとなります。
つまり、進化に関係するポケモンが
- 443.7匹以上→ナナカマドは正しい
- 443.7匹未満→ナナカマドは間違い
ということです。
検証スタート
では実際に、検証をしていきましょう。
「進化に関係ないポケモン」をカウント
先ほど話したとおり、まずは進化に関係しないポケモンをカウントしていきます。
DPtの時点で進化に関係しないポケモンをカウントして、世代別にまとめてみました(メガシンカはなし)。
初代(赤・緑・青・ピカチュウ)
カモネギ | ガルーラ | カイロス | ケンタロス |
ラプラス | メタモン | プテラ | フリーザー |
サンダー | ファイヤー | ミュウツー | ミュウ |
以上12匹。
第2世代(金・銀・クリスタル)
アンノーン | キリンリキ | ノコッチ | ハリーセン |
ツボツボ | ヘラクロス | サニーゴ | デリバード |
エアームド | オドシシ | ドーブル | ミルタンク |
ライコウ | エンテイ | スイクン | ルギア |
ホウオウ | セレビィ |
以上18匹。
第3世代(ルビー・サファイア・エメラルド)
ヤミラミ | クチート | プラスル | マイナン |
バルビート | イルミーゼ | コータス | パッチール |
ザングース | ハブネーク | ルナトーン | ソルロック |
ポワルン | カクレオン | トロピウス | アブソル |
ジーランス | ラブカス | レジロック | レジアイス |
レジスチル | ラティアス | ラティオス | カイオーガ |
グラードン | レックウザ | ジラーチ | デオキシス |
以上28匹。
ヌケニンは、”ツチニンがテッカニンに進化するときに手持ちに空きがあると手に入る”という仕様なので、進化に関係するとみなしています。
第4世代(ダイヤモンド・パール・プラチナ)
パチリス | ぺラップ | ミカルゲ | マスキッパ |
ロトム | ユクシー | エムリット | アグノム |
ディアルガ | パルキア | ヒードラン | レジギガス |
ギラティナ | クレセリア | フィオネ | マナフィ |
ダークライ | シェイミ | アルセウス |
以上19匹。
フィオネはマナフィに進化すると勘違いしてしまいがちですが、進化しません。
全世代合計
全世代の進化に関係しないポケモンを合計すると、77匹となりました。
「進化に関係するポケモン」の数を求める
DPtの時点で登場している493匹から、進化に関係していないポケモンの数を引けば、進化に関係するポケモンの数が求められます。
すると、
493−77=416
となり、「進化に関係するポケモン」は416匹ということがわかります。
検証結果
さて、ここで最初の話を思い出してみましょう。
進化に関係するポケモンが、
- 443.7匹以上→ナナカマドは正しい
- 443.7匹未満→ナナカマドは間違い
ということでしたね。
そして、進化に関係するポケモンは416匹でした。
ということは、90%を下回っており、ナナカマド博士は間違っていたということになりますね。
ちなみに416匹というのは、493匹の約84.4%です。
これではお世辞にも、90%とはいえないですね・・・。
もちろん、伝説や幻のポケモンを省いたりすれば、また違った結果になるかもしれません。
ですが、今回の検証結果は「ナナカマド博士の研究結果は間違っていた」と結論づけたいと思います。
まとめ
今回の検証をまとめると、
- 進化に関係するポケモンは約84.4%しかいない
- ナナカマド博士の研究結果は間違い
となります。
少しでも楽しんでもらえたら幸いです。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。