どうも、ラビットです。
今回は、ポケモンをリアルタイムで前作遊んできた僕が「ポケットモンスターピカチュウ(通称:ピカ版)」バージョンのレビューを書きました。
結論から言うと、絶対にプレイするべき神ゲーです。
「赤・緑・青」と基本的な部分は同じですが、全体的な完成度が上がっているので、その辺りも言及していければと思います。
▼赤・緑・青のレビューはこちらからどうぞ。
おすすめ度:★★★★★
結論から言うと、赤・緑・青と同様、今プレイしても最高に楽しめる作品です。
さらに赤・緑・青とゲーム内容は同じながら、アニメの要素を取り入れたり、その他様々な部分で完成度が上がっています(これについては後ほど詳しく書きます)。
ですので「初代ポケモンをやりたいけど、どれをやったらいいかわからない」という人には、このピカ版がおすすめです。
ゲーム内容
上でも述べたとおり、ゲーム内容やストーリーは赤・緑・青と同じです。
超簡単に説明すると、”ポケットモンスター(略してポケモン)という不思議な生き物が存在する世界で、すべてのポケモンの捕獲を目指しながら冒険するRPG”といった感じですね。
詳しくは赤・緑・青の記事を読んでいただければと思います。
赤・緑・青とピカ版の違い
ここでは赤・緑・青とピカ版の違いを簡単にまとめておきます。
あまりに細かい部分は省略しますのでご了承ください。
アニメ要素が盛り込まれている
アニメの人気を受けて発売されたこともあり、アニメ要素がたくさん盛り込んであります。
最初のパートナーポケモンがピカチュウ
赤・緑・青では、最初に3匹のポケモンの中から1匹を選んでパートナーにできました。
しかしピカ版では、アニメに合わせて最初のパートナーポケモンはピカチュウで固定となっております。
また今作では、ピカチュウの鳴き声がアニメ風ボイスで収録されています。
御三家ポケモンがすべて手に入る
アニメの主人公であるサトシはフシギダネ、ヒトカゲ、ゼニガメの3匹(通称:御三家)もゲットしていました。
赤・緑・青では御三家をすべて揃えるには通信が必須でしたが、ピカ版ではストーリーを進めていけば全御三家が揃うようになっています。
ムサシ、コジロウ、ニャースが登場する
アニメに登場するどこか憎めない悪役であるムサシ、コジロウ、ニャース。
彼らも「ロケットだんいん(ロケット団のしたっぱポジション)」として登場し、何度かバトルすることになります。
もちろんバトル後は、例のセリフも言い残してくれます。
ポケモンのドット絵がきれいに+α
赤・緑・青ではポケモンのドット絵の完成度にバラつきがありました。
しかし今作ではポケモンのドット絵のクオリティが向上し、一目で何のポケモンかがわかるようになりました。
ただしフィールド画面や、自分のポケモンの後ろ姿は赤・緑・青と変わっていません。
覚える技の見直し
また、ポケモンが習得する技についても見直しがされています。
例えばピカチュウがアニメで使う必殺技「10まんボルト」をレベルアップで習得できたり(今までは「わざマシン」という道具を使う必要があった)、リザードンが「そらをとぶ」という技を習得できるようになったりしています。
図鑑テキストも一新
赤・緑・青では、まれにポケモン図鑑の解説が残酷なものも見受けられました。
しかし今作はアニメファンに向けた作品のためか、ほのぼのした解説文が増えた印象です。
敵トレーナーの強化
ジムリーダーや四天王など、ボストレーナーの使用ポケモンのレベルが上がっていたり、覚えている技が強力になっています。
また一部ジムリーダーの手持ちポケモンも、アニメを意識したものに変更されています。
なおチャンピオンの使用ポケモンはガラリと変わっており、技構成も赤・緑・青よりは多少マシになったかなぁという印象です。
バグの大半が修正された
「ポケモンといえばバグ」と言ってもいいほど、赤・緑・青にはたくさんの面白いバグが存在していました。
しかしそういったバグのほぼすべてが修正されました。
ゲームとしての完成度が上がったということなので本来喜ばしいことなんですが、少しさみしいような気もしますね…。
その他
その他細かな変更点としては、
- なみのりピカチュウのミニゲームが追加された
- 他バージョンでは入手しにくいポケモンが入手しやすい
- 通信対戦のルールが追加された
- ポケットプリンタという機器に対応した
などといったところでしょうか。
なみのりピカチュウのミニゲーム「ピカチュウのサマービーチ」はとても面白いんですが、通常では覚えない「なみのり」という技を覚えたピカチュウがいないとプレイできません。
そのためハードルが高かったのですが、バーチャルコンソール版では最初にもらったピカチュウが手持ちにいればプレイできるようになっています。
気軽にプレイしてみたい人はバーチャルコンソールでぜひ。
おすすめポイント
ここからはおすすめポイントを書いていきますが、赤・緑・青のレビュー記事で書いたものは省いて、ピカ版特有のものだけを挙げていきます。
ポケモンのドット絵がきれい
上でも書いたとおり、ピカ版ではポケモンのドット絵がきれいになっています。
赤・緑・青ではパッと見何のポケモンかわかりづらいものもいたので、これは大きな進化ですね。
アニメに近いデザインなのも親しみやすいと思います。
どのポケモンのドットも完成度が高く、特にナッシーのドット絵は、次回作の金バージョンでもほぼそのまま使い回されています。
御三家がすべて仲間にできる
赤・緑・青では御三家は1匹しか入手できず、他の2匹は通信交換でもらわなければ揃えることができませんでした。
しかしピカ版ではストーリーを進めると、御三家が順次入手できるようになっています。
入手時のイベントも、アニメに近いものとなっていてファンにはたまりません。
ピカチュウが可愛い
フィールド上では主人公の後ろをピカチュウがついてきて、話しかけると様々な表情やリアクションを見せてくれます。
仲間になりたての頃はツンツンしているのですが、仲良くなるとゴキゲンなところが見られたりと、この辺りもアニメっぽくていいですね。
残念ポイント
こちらも、赤・緑・青と重複する部分は省いて書いていきます。
ほとんどのバグ技ができなくなった
これは本来いいことではあるんですが、バグ技もポケモンの魅力の1つだったので、あえて「残念ポイント」に入れました。
ただし一部のバグ技はできるので、「全くできなくなった」というわけではないです。
まとめ
冒頭でも述べたとおり、初代の中では1番完成度が高い作品です。
なので初代に興味がある人は、ぜひこのピカ版からプレイしてみてください。
ちなみにニンテンドースイッチでは、リブート作品の「Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ」も発売されています。
ピカ版を現代風にアレンジし、ポケモンGOの要素も取り入れた作品です。
レビュー記事もあるので、よければそちらもどうぞ。